大会長講演

【日時】 2022年11月20日(日) 9:50-10:10 (第1会場)
【座長】 西尾 健治(奈良県立医科大学総合医療学)
【演者】 吉本 清巳(奈良県立医科大学総合医療学)

特別シンポジウム:総合診療医とは、その魅力と価値、将来像について

【日時】 2022年11月20日(日) 10:10-11:00 (第1会場)
【座長】 吉本 清巳(奈良県立医科大学総合医療学)
【シンポジスト】
(指導医)雨森 正記(医療法人社団弓削メディカルクリニック/滋賀家庭医療学センター)
     大島 民旗(大阪家庭医療総合診療センター/公益財団法人淀川勤労者厚生協会附属相川診療所)
     森川 暢(市立奈良病院)
(専門医)長谷部 仁美(葛西医院)
     京谷 萌(丹波医療センター)

概要

令和3年に「総合診療専門医」が誕生しました。総合診療医が初めて、「専門医」として認められた歴史的な年となりました。総合診療医の育成に携わってきた大会長を座長に、近畿で長く総合診療医の育成に関わってきた指導医の先生、そして、新専門医の先生、専門医の先生を交えて、総合診療医の魅力と価値、将来像をテーマにシンポジウムを行います。
新専門医制度は、2018年から研修開始となりましたが、それ以前から、日本プライマリ・ケア連合学会の「家庭医療専門医」を近畿で長く指導を続け育ててきた先生方に、その熱い思いを、新専門医の先生にその魅力と意気込みを語っていただく予定です。
大会長講演から続くシンポジウムとなっています。

特別講演

【日時】 2022年11月20日(日) 13:25-14:25 (第1会場)
【座長】 安東 範明(安東内科医院/奈良県医師会会長)
【演者】 ザイレ 暁映(法相宗大本山 興福寺 録事)
【詳細】 詳細は特別講演特設ページをご覧ください。

教育講演1:病の治療における近年の課題と医師‐患者関係の重要性

【日時】 2022年11月20日(日) 11:15-12:15 (第1会場)
【演者】 石井 均(奈良県立医科大学医師・患者関係学講座教授)

概要

近年、医学の領域においては科学と技術の爆発的な発展があり、多くの医師は、それを習得していくために多くの時間を費やしている。それらの発展は患者に大きな利益をもたらすものであるという側面と、医学における非人間的部分の拡張という側面をはらんでいる。このような時代にあって、「ハリソン内科学」は冒頭で以下のように医師‐患者関係の重要性を指摘している。

医師は、患者が問題を抱えた個人であり、その問題はしばしば身体症状を上回るものであることを忘れてはならない。これはテクノロジーが高度に発達した現代においてとくに重要である。多くの患者が心配と不安を抱えている。医師の人柄の温かさやopenness(心が開かれていること、どんなことでも聞いたり話したりできること)に裏付けられた専門的職業人としての態度は、患者の不安を軽減することや病歴のすべての側面を共有することに大いに役立つ。ケアをしていく医師にとっての本質的な特性は、共感(empathy)とおもいやり(compassion)である。

一方で、人生100年時代と言われるような長寿社会を迎えている。病を持つ人においても長寿が可能となり、例えば2型糖尿病の人の平均死亡時年齢の日本人全体との差は2歳以内である。したがって、病を持ちながらも、できるだけ活動性や満足度の高い人生を送ることが最終的な治療目標となってきている。すなわちQOL(日常生活の質)あるいはウェルビーイングの高い生活をめざすということである。  そのためには、日々の治療によって疾患をコントロールしていくことが基本となるが、最終目標をしっかりと見定めた上で、それを行っていくためには、病(例:糖尿病)を持つ人と主治医の信頼感に裏付けられた協同的治療(collaborative medicine)が必須となる。
理想的な医師‐患者関係は、患者をよく知ること、お互いに信頼できること、そしてコミュニケーションできることを基礎としており、このことが医学的アウトカムに重要な役割を果たすことをエビデンスやストーリーを通してお話ししたい。

教育講演2:折れない心の作り方〜アナウンサーの視点、心理士の視点〜

【日時】 2022年11月20日(日) 15:55-16:55 (第2会場)
【座長】 西尾 健治(奈良県立医科大学総合医療学)
【演者】 関根 友実(臨床心理士、アナウンサー)

概要

コロナ禍において、精神的回復力、逆境力を意味するレジリエンスという言葉が注目を集めています。予測できないことが起きうる不確実性の高い時代に対峙するには、微動だにしない鋼の強靭さよりも、柔軟でしなやかな竹のような弾力性のあるメンタリティが求められています。幼い頃から重度のアトピー性皮膚炎を患っていた関根がなぜ、アナウンサーという人前に出る職業を目指したのか。成人性の気管支喘息の発症という、話す仕事にとっては致命的とも言える疾患に襲われ、後にどうして心理臨床の道を目指すことになったのか。精神科医療の現場で心理職として働いているからこそ見えてきた「今、求められている心理ケア」とは何か。そして、折れない心の作り方ーレジリエンスを高めるために必要なことーを、患者として、アナウンサーとして、心理職としてお伝えします。

関根 友実(臨床心理士、アナウンサー)

シンポジウム1:おうちに帰ろう 〜快適な療養のための4STEP〜

【日時】 2022年11月20日(日) 14:40-16:55 (第1会場)
【座長】 粂田 哲平(JADECOM総合診療プログラム「地域医療のススメ」”奈良”) 
【演者】 朝倉 健太郎(社会医療法人 健生会 大福診療所 所長)
      西岡 令子(公益社団法人 奈良県看護協会 専務理事)

概要

退院前カンファレンスや4分割表を用いたカンファレンス等のいわゆる「多職種カンファレンス」の重要性については、我々医療者の中でも広く浸透してきていると思います。
しかしながら、この「多職種カンファレンス」を実際に有効に活用できているのかどうかについては、皆様も一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。いつの間にか形だけのカンファレンスになってしまい、患者本人の療養生活において確認しておかなければならないことが十分共有できていなかったり、一番大切な本人の価値観・意思決定が置き去りになってしまってはいないでしょうか。
今回はある症例についての多職種カンファレンスを想定し、患者本人・患者家族にとって快適な療養生活をマネージメントするためにはどのようなことを意識すれば良いのかについて、多職種でのグループワーク形式で検討し、それぞれの成功/失敗経験談等についても共有することで、理想の多職種カンファレンス像を作っていくことを目的としています。全ての医療に関わる職種の方々に参加いただき、活発な意見交換を行えるような機会にしたいと思います。

シンポジウム2:魅力がいっぱい、コミュニティナーシング!

【日時】 2022年11月20日(日) 9:50-11:00 (第2会場)
【座長】 武田 以知郎(明日香村国民健康保険診療所)
【演者】 近藤 敬太(藤田医科大学 連携地域医療学講座/豊田地域医療センター)
     久本 美穂(デイサービスときの森)
     福島 明子(百姓コミュニティナース)
     山端 聡(一般社団法人てとわ)

概要

本企画ではコミュニティナースの活動の多様性を知っていただくこと、プライマリ・ケア医とコミュニティナースとの関わりが地域の健康にもたらす効果について考え、今後参加者に実践いただけることを目標とする。
コミュニティドクターとして活動されている近藤敬太医師によるコミュニティナースの概要紹介、3名のコミュニティナースによる活動紹介ののち、参加者からのQ&Aを通じディスカッションを行う。

シンポジウム3:医薬連携 「互いに聞きたい10のこと」

【日時】 2022年11月20日(日) 11:15-12:15 (第2会場)
【座長】 小林 正尚(奈良県立医科大学総合診療科 / 宇陀市立病院地域医療部)
【演者】 池島 英之(なないろクリニック)
     佐和 明裕(奈良県立医科大学総合診療科 / 宇陀市立病院地域医療部)
     浅香 幸久(上北山村国民健康保険診療所)
     堀本 佳世子(堀本薬局)
     新田 朋弘(にった薬局)
     大荒 政志(育和会記念病院薬剤部)

概要

医師と薬剤師は同じ医療の現場に⽴ち、同じように1⼈の患者に寄り添う職業です。医療を⾏う 上で互いに重要な存在になっていることは⾔うまでもありません。しかし、直接話す機会は意外 に少なく、互いに抱く疑問や悩み、考え⽅や気持ちを知ることはほとんどないのが実情でしょう。 そんな問題を解決すべく、本企画を⽴ち上げることにしました。 当⽇は、会場の参加者から、実際に質問や疑問を頂戴し、様々な年代・セッティングの医師・薬 剤師シンポジストの先⽣⽅にご意⾒・ご回答をいただきます。医師・薬剤師が少しでも互いの理 解を深められるように、有意義な 1 時間を提供いたします。

シンポジウム4:研究をいつやるか?どう支えるか?

【日時】 2022年11月20日(日) 14:40-15:40 (第2会場)
【座長】 村上 廣一朗(天理よろづ相談所病院 総合診療教育部)
【演者】 西村 龍夫(にしむら小児科)
     和田 幹生(金井病院 家庭医療センター・総合診療科)
     石井 充章(筑波大学大学院 人間総合科学研究科)

概要

専門資格の前提として何らかの学術活動が求められる昨今ですが、プライマリ・ケア領域の研究についても、世代や置かれた環境を問わず関心のある方は多いかと思います。しかし忙しい日常診療の中で、なかなか取り組めない、継続できない環境もたくさんあるのではないでしょうか。 本企画では、プライマリ・ケア領域での研究について、その方法論や内容についてではなく、「研究環境」すなわちどのように時間を確保するか、あるいはモチベーションを保つか、継続していくかなどに着目します。プライマリ・ケア領域ならではの多様な背景をもつパネリストからのこれまでの経験をもとに、個人や施設・団体で「研究環境」を整えるどのような工夫があるかという点を、参加者と共に議論したいと考えています。
研究について興味があるものの取り組めていない先生や、今後を担う若手の先生、もしくは研究を支える教育者の方々を対象に、わくわくした気持ちで、プライマリ・ケア領域での研究の一歩を踏み出す、または支えていくきっかけになればと考えています。

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